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ドールハウスと歴史と。

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こんにちは。
先週から寒い日が続いていますね。
週末も、寒いので外出したくないなあと思っていたのですが、
横浜でかわいらしい展示があると分かり、出かけてきました。

現在、横浜のそごう美術館で開催している
『魅惑のドールハウス展』です。
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趣味としてのドールハウスが作られるようになったのは、
16世紀中ごろにドイツの貴族が子女教育のために作られた
実際の館とそっくりなミニチュアが始まりと言われているそうです。
その後、19世紀の中流階級の市民層で女の子のおもちゃとして広まったとされます。

日本ドールハウス協会のホームページによると、
ドールハウスの起源は、歴史書の記述によれば
なんと紀元前のエジプト文明の頃にまでさかのぼるそうです!

今回展示されているドールハウスは、
箱根ドールハウス美術館の所蔵品で、
かつて世界の二大プライベートコレクションといわれた
コレクションの中から貴重な作品もありました。

現在ではおもちゃ、美術作品としてはもちろん、
当時の人々の暮らしも垣間見ることができる
文化史としての役割も果たしてくれているそうです。

館内は撮影もできました。
指の大きさと比較すると、とても小さいのが分かります。
こちらは1996年にイギリスで作られたもの。
この子ども部屋でもドールハウスが置かれていて、おもしろいですね。
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ちょっと見えづらいのですが、
一室が日本風のインテリアになったものもありました。
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歴史的な作品色の強いものもいくつか展示されており、
とても興味深いものでした。
こちらは17世紀にイギリスからアメリカい渡ったピルグリム・ファーザーズの住居をモチーフに
1930年代初頭にアメリカで作られた作品です。
17世紀のイギリスは、教会の改革を主張する清教徒が勢力を持ち、
16世紀に確立したイングランド国教会から分離を求めるグループは弾圧を受けていました。
信仰の自由を求めた清教徒は、メイフラワー号に乗ってアメリカに渡りました。
渡った当初は食料事情が悪く病死する者が多かったそうで、
先住民のワンパノアグ族が食料や物資を援助してくれたそうです。
写真の右奥にいるのが、ワンパノアグ族でしょうか。
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こちらの作品は、1996年にイギリスで作られたもので、
産業革命期の労働者が住む屋根裏部屋の情景をモチーフにしています。
部屋にはいくつもの布が干されていますが、
貧しい人々は、ぼろきれを集めて洗い、それを売ってわずかな収入を得ていました。。
この作品では父親がわずかな収入を酒代として持ち出してしまい
悲観に暮れる祖母と、ベッドに横たわる病気の娘の様子を描いているのだそうです。
産業革命によって、農業を中心としていた社会が変わり、
その波に翻弄された人々のほんの一場面ですが、考えさせられました。
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かわいいドールハウス目的で訪れたので予想外でしたが、
歴史や文化についても学ぶことができました。
今月の31日までと会期がとても短いので、興味のある方はお早めに!

『魅惑のドールハウス展』
https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/16/dollhouse/index.html








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by tenimuhousocial | 2017-01-24 11:48 | 日々のこと | Comments(0)
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