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TEフリートークセッションに参加しました

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こんにちは。
春らしい陽気が続き、横浜の桜もようやく咲き始めました。

一昨日は、朝から久しぶりに東横線に乗って、表参道方面へ。
Textile Exchangeの基準担当者である
Asheley Gillさんがアメリカから来日されたということで
関係者が集まりフリートークセッションが行われるということで参加してきました。

Textile Exchangeについてご存じない方も多いかと思いますので
簡単に説明を加えますと…
Textile Exchangeはアメリカに本部を置くNPO/NGO団体で、
オーガニックコットンの普及を目的としてできました。
オーガニック繊維の認証OCSのほかにも、
環境保護を目的としたリサイクルやダウン、ウールの基準も作っています。
天衣無縫では、定番製品や今年の春製品の多くでOCS認証を取得しています。

トークセッションでは関係者それぞれに、認証や審査に関する疑問や改善点が出され
基準の見直しの際に、Gillさんより日本の認証の現状や
問題点、改善点を話してくださるとのことでした。
特に、日本の企業やブランドは認証にかかる費用が高額になりやすいことも
問題点として挙げられました。
基準を作っている国、大きな企業の場合は特にですが、
製織、染色、縫製、加工まで一つの大きな工場で行うことができます。
認証では工場の数もコストに入るため、関わる工場が少ないほど
コストを抑えることができます。
しかし、日本の場合、その各工程をそれぞれ別々の工場で行うことがほとんど。
たとえば一つのタオルが出来上がるまでに、関わる工場の数は5~6工場あり、
かなりのコストをかける必要があります。
日本でオーガニック認証が広まらない理由のひとつに
こういった背景が関係しているかもしれません。
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また、インドの綿花栽培の現状についても話がありました。
現在インドで生産されるコットンの約90%が遺伝子組み換え(GM)で
オーガニックコットンを栽培する畑にも花粉が飛んできてしまったり、
栽培を邪魔されたりとオーガニックコットンの栽培は非常に苦労しているのだそうです。
オーガニックコットンに遺伝子組み換えが混ざっていないか
分析検査などをおこなっているそうですが、
何よりも一番大切なのは、農民の教育だとGillさんは話します。


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天衣無縫のお客様の中には、GOTSは知っているけれど
OCSは知らないという方もいらっしゃるかと思います。

天衣無縫の一部の定番タオルで取得しているGOTS認証も
オーガニック繊維の認証で、こちらはヨーロッパの基準です。
OCSと比較して、オーガニック繊維の基準以外に社会性の項目が重要視されることが特徴です。
以前、天衣無縫の多くの製品がGOTS認証を取得しておりましたが、
何度か行われた基準の改訂により、
今まで使用が認められていた染料が、認証を受けられなくなってしまいました。
たとえば、洛陽染めや草木染め、べんがら染めなど
日本で古来からある植物や鉱物で染める染色方法の多くが
GOTSでは認められないという内容に改訂されています。
これにより、天衣無縫で長く愛用されてきた定番製品でも
GOTS認証が受けられないという製品が出てきてしまいました。

OCS認証は、オーガニック繊維の普及を第一目的としているので、
オーガニック素材の混率の基準は厳しいですが、使用している染料については厳しくありません。
天衣無縫でGOTS認証が受けられなくなった製品はOCS認証を取得し、
オーガニック認証を取得した製品が少なくならないようにと考えました。
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コットン製品に限った話ではないですが、
日本では『オーガニック』と謳うことについて明確な決まりがありません。
そのため、オーガニック原料をほんのわずかしか使用していなくても
オーガニックと謳えてしまうというのが日本の現状です。
オーガニック原料使用!と謳っているコスメやシャンプーをよく見かけますが
ラベルに表示されている成分を見れば、オーガニックとは言えないような製品がたくさん存在します。
そこで登場するのがオーガニック認証です。
使われているオーガニック原料は、本当にオーガニックなのか判断する材料のひとつになります。
もちろん、オーガニック認証が無くても良い社会になるのが望ましいですが、
オーガニックという考え方が普及するのはなかなか困難なことも多いのが現状です。
天衣無縫では、本当のオーガニック製品を普及することが重要と考え
認証もそのために必要だと考えています。

オーガニックであることが当たり前の世の中になるように
みんなの力で変えていきたいですね。



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by tenimuhousocial | 2017-04-06 15:29 | 活動報告 | Comments(0)
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